もぎたて発☆ディストピア行

 〜よくばりな浪漫トラベラーに捧ぐ〜

決戦! 邪道FMW 対 格闘UWF

4月27日、

東京 後楽園ホールにて、3月3日に急逝した元FMWのハヤブサこと“江崎英治”さんを偲ぶ会、並びに追悼興行が行われました。

数多のプロレスラーの中でも、格好良さと運動神経が突出していた江崎さん。
まだ47歳の若さ… 
旅立たれた事が未だに信じられません。

何度も会場で試合を観させて頂きましたが、
1997年に神戸で行われた世界最強タッグ決定リーグ戦のスタン ハンセンとの初対決が特に印象深い…

この時の試合前エピソードが、江崎さんのブログ内の回顧録欄にて、2014.5.25投稿分から数回に渡って詳しく記されています。
貴重な裏話で、プロレスファンなら必読の内容ではないかと思います。

“ハヤブサオフィシャルブログ「愛と勇気とあるこーる」”
http://s.ameblo.jp/fushichou/entry-11855462785.html


この日は追悼興行という意味合いもあり、これまであり得なかった、
“スペシャル”な対決が実現!

あれは1990年前後の事…

この頃の日本プロレス界は確実にその面白さのピークを迎えていました。

ジャイアント馬場の“全日本プロレス”
アントニオ猪木の“新日本プロレス”
大企業が出資した新興プロレス団体“SWS”
格闘技色を強く打ち出したスタイルの“UWF”
そして、
デスマッチ主体の邪道プロレス“FMW”
それぞれが異なったカラーやスタイルを持っていた為、どの団体を観ても全く違う楽しさがあり、今でもこの5団体時代が一番面白かったと回顧するプロレスファンも数多くおられるのではないでしょうか👍

何せ、まだ携帯電話もインターネットもなかった時代…
試合結果を知るには翌日の大スポか、週刊のプロレス誌を待つ以外に手だてはありませんでした。

そのイライラ感も、ファンにとってはたまらなく快感だったのかも知れません😉

あの頃は、団体間での交流など考えられない険悪な関係性の中で業界が成り立っていた時代でしたので、今回のFMWとUWFのかつての所属選手同士の対戦など、まさに夢物語だったのです。

デスマッチと格闘技スタイルじゃ全然真逆ですからねぇ…😅

時を経たとは言え、この全面対決だけは絶対に企画・実現される事はないであろうと思い込んでいただけに、久々に心が動かされて、私も会場で観たい気持ちがMAXに達してしまいました😊

そして当日、会場は超満員!
対抗戦は2試合だけでしたが、メインエベントでUWF軍が入場してきた際、そこにいた観客全員、思わず“ゾゾゾ”とトリ肌が立ってしまう出来事が…

そうです、あの“UWFメインテーマ”曲が会場に鳴り響いたのです!

先に登場した大仁田選手が、お馴染みのテーマ曲、“ワイルド・シング”に乗っての派手派手パフォーマンス入場を行った後で、みんなが少し気を抜いていた所にあのUWFのテーマが流れたものですから、余計に興奮させられたという次第😱

もう最高の演出でした!✌

試合内容は若干、消化不良気味でしたけれど…😚

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今は故郷の熊本の地に眠る江崎さんも、きっとこのイベントの成功を、安堵しているに違いありません。

我々ファンも、これからもずっとFMW…いやプロレス界を応援し続けていくつもりです。

江崎さん、どうぞ安らかに…

身を削っても、私達ファンに感動を与えて下さった事…絶対に絶対に忘れません。

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追記

メインの試合を終えたあと、疲れ果てているであろう身体のまま会場出口付近に立ち、声を張り上げて、熊本で被害に遭われた方々への募金のお願いをし続けておられたFMW軍の、

“保坂秀樹”選手。

本当に感激しました。お人柄を感じます。
是非、みんなの気持ちを被災地の方々に届けて下さい。
宜しくお願い致します。