「日頃はライバルですけど、いちソフトボーラーとして国内外を問わず一致団結し、もう一度“あの舞台”に出れるように努力していきたいなと思います!」
11月13日にヒルトン大阪で行われた日本女子ソフトボールリーグの個人表彰式での“上野由岐子”選手の言葉です✨
10月31日、11月1日の2日間に渡って女子ソフトボールリーグの2015年度決勝トーナメントが行われました。
例年、地方球場で行われていた決勝トーナメント。
でも今年は何とナゴヤドームでの開催です!
実はこれには大きな意味があります。
来年8月のIOC総会で、2020年東京オリンピックでの追加種目に“野球/ソフトボール”が選出される事が至上命題の日本。
今、出来うる限りの話題作りが必要なワケなのです💦
プロのドーム球場を使うインパクトは絶大。
この模様を世界に発信すれば、より注目を集める事になります。
まあでも決勝でナゴヤドームを使うのは開幕前から既に決まっていた事なのですが、もし中日ドラゴンズがリーグ優勝してたら、日本シリーズとの兼ね合いもあるし、日程大丈夫だったのかなぁ…(笑)
2日間共観戦に行って来ましたが、地元のトヨタが決勝リーグに出てる事があるにせよ、これまでよりもかなり客入りは多かったように思います\(^o^)/
ビックカメラ高崎の上野由岐子選手は今年33歳。
しかしながらその剛腕は衰えを知りません!
初日のトーナメント1回戦では負けはしましたが、1点を取られただけの完投。
2日目は何と2試合に先発して連続完封!!
2日間で3試合を1人で投げ、たった1点しか取られていないのです!!
もうカッコ良すぎ!(^_^)b
そして、シーズン成績では上野を上廻るリーグNo.1投手の“モニカ・アボット”を擁するトヨタ自動車に競り勝ち、ビックカメラ高崎が見事今年度の優勝を飾ったのです。
実は上野とアボットは毎年の様に決勝で投げ合っており、昨年はアボットが勝ってトヨタが優勝。
今年も流れはトヨタの方でしたが、上野の粘りが奇跡を起こしました✌
アボットが投げるとまず点は取れない…
それどころかチャンスさえなかなか作れないのです(/_;)
でもそれって結局は日本の選手がアメリカ人投手にしてやられてるっていう事…
だけど今年はやられる訳にはいかなかった💦
上野で投げ勝つと、“ニッポンイチバン”を世間に印象づけられますからねぇ(^^)
しかしながら…
8月に岐阜県大垣市で開催された、“ジャパンカップ・国際女子ソフトボール大会”ではホスト国であるにもかかわらず、決勝でアメリカに敗れ準優勝に終わり…
追い打ちをかける様に、WBSC(世界野球ソフトボール連盟)が開催の陣頭指揮を執った、“世界野球プレミア12”でも日本は第3位に甘んじた…
これって、東京オリンピックでの競技復活に対しミソを付けてしまったのでは?
いえいえ違います!
ただでさえ、柔道やレスリングの様に日本が強い種目を狙い撃ちにして勝手にルール改正をやらかしやがる海外の連中の事です、野球やソフトボールがオリンピック種目になれば日本がメダルを取るのが確実であるのを快く思ってないかも知れないのです💧
だから、あえてこういったトップでない成績の方が変なロビー活動をやられずに済むのかも知れません。
なんて…
これは決して負け惜しみではなく、プラス思考です(笑)
必ずや、野球/ソフトボールが追加種目に決定される事を、後はもう祈るのみです🙏
5年後の東京オリンピック時には上野由岐子選手は38歳。
でもひょっとするとひょっとしますよねぇ。
まだ投げてくれるんではないかなと…
決勝トーナメントでの勇姿を観ていてそう感じずにはいられませんでした(^ー^)