昭和の香り漂う“演芸場”って、今ではもう東京にしか残ってないですよね。
名古屋の大須も昨年閉館したし…
関西に住んでいると、まず東京の演芸場の空気を感じる番組を観る機会は無いに等しい。
笑点ぐらいです、あえて言うなら。
昔はもっと色々と放送ありましたけどねぇ… なんでだろう?
唯一、NHKの正月番組で1、2回流れる程度です、今では。
無論、毎回そのレアな放送を楽しみにしてる訳なんですが、数年前の放送で“宮田陽・昇”という漫才コンビを見かけました。
もう一発でその芸の虜になりましたよ!(^^)!
秋田と広島出身の2人が東京を拠点に漫才をやってる訳なんですが、とにかくオモロイんですわ。
関西人にはあまりピンときませんが、漫才師で“真打ち”なるものにも昇進している実力派コンビ。
知らなかったです、その時までは名前さえm(_ _)m
彼らはたまに放送されるレッドカーペット等のネタ番組にもほとんど出てこない根っからの舞台芸人。
そんな観たくても観れない彼らを追って、東京に行く度に、“浅草東洋館”という元々はあの、“フランス座”だった演芸場に足を運んでおります(^_-)
ついこの間も行って来たのですが、何と演芸場前には長蛇の列が…
『うわ、開場前にはいつもこんな行列が出来るほど人気があるんや。』
仕方なく、列の最後尾に移動すると、前にいたご夫婦が、
『今日は私たちまでで打ち止めで、もう入れないみたいですよ』と教えてくれた。
『えっ、そこまで多人数には見えないんやけどなぁ…、でもここまで来てて諦めきれん💦』
愕然としながらも、受付まで行って状況を確認した所、
「ああ、それはご招待券(無料券)で入る人の分が満杯なだけで、一般の入場者の方は普通に入れますよ。」との事。
ホッと胸をなで下ろして無事入場。
そのご招待券で入場しているお客さん、芸人さん達にイジられまくってました(笑)
もちろん予定調和のジョークで、そのお客さんらもその都度大喜びしてましたが(^^)
でも実際、招待客がいないと、空席が目立ってしまい、演者は張りがなくなるんではないでしょうかねぇ。
昔は、関西人には東京の演芸に対してアレルギーみたいなものがあり、どこか拒絶している所が確かにありました。
放送される東京の演芸番組を観ていても、絶対的に関西の方が面白いと感じてたからなんです。
お笑いスター誕生が人気だった時も、そんな感じで冷めて観てましたね。
それがいつの頃からか、自分の好きな芸人さんが東京の人達ばかりになってしまってたんですよぉ~(^0^;)
きっかけは、ジャドーズ、Z-BEAM、立川ボーイズ、ビシバシステムなどの登場に衝撃を受けたからでした。
もう随分前の話しです。
面白かったよなぁ…
もうみんないなくなっちゃいましたけどね(T^T)
でも東京の演芸場に行く度に、新たなお気に入り芸人が増えていってます。
わざわざ足を運んだ甲斐があったというものです(^^)
“ホンキートンク”
“カオポイント”
そして、“宮田陽・昇”
ああ、彼らの漫才がもっと観たい!
普段観れないから尚更観たくなる。
彼らを関西でも観れる機会を是非つくって頂きたいものです。
追記
今年の9月22日より、名古屋の大須演芸場が復活するそうです!
これは駆けつけなければ(^_-)