もぎたて発☆ディストピア行

 〜よくばりな浪漫トラベラーに捧ぐ〜

BiS階段の源流がここに…

“BiS”という、もう解散してしまったアイドルグループがいました。

解散間際には、1979年から活動している大阪の“非常階段”というノイズサウンド&仰天パフォーマンスで名を馳す大御所バンドとの違和感ありありのコラボ、“BiS階段”までをも披露してくれました。

いや、提起してくれました。かな。

ま、ワケも分からずやらされたのかも知れません(笑)

非常階段は、元々こういったコラボの妙をお家芸としており、かつてはスターリンとのスター階段や頭脳警察との頭脳階段、また最近では初音ミクにまで触手を伸ばし、初音階段としてまたもや異次元合体に挑んでいます。

BiS階段のライブでは、そりゃあ~アノ非常階段が絡むのですから、普通のアイドルグループのパフォーマンスで終わろうはずがありません。

客席に向かって、さぞかし色んな物が投げ込まれた事でしょう。

何と臓物まで飛び交ったとか…。
ウゲーッ(≧◇≦)


BiS階段の仰天パフォーマンスの一環として、BiSのオリジナル曲“nerve”をライブ開始から“13回連続で演奏”し、観客を騒然とさせた話を耳にした時、即座にこれを思い出しました。

“サムシング・ベター・チェンジ” ライブ開始から3回連続演奏

by ザ・ストラングラーズ


1979年2月の後楽園ホールに於ける、彼らの初来日ライブでの出来事です。

イギリスのパンクバンド、ストラングラーズが、日本のおとなしく見ている観客達に苛立ち、前代未聞の仕掛けに打って出たのでした。

当時、音楽雑誌のライブレビューでこの事を知ったのですが、
こんな事やっていいのか?
彼らにバカにされてる?
でも、こんなやり方もあるのかと感心したり…。


非常階段のメンバーがこの時の事を知っていたかどうかは分かりませんし、全く偶然のアイデア被りなのかも知れません。

でも、ねぇ…
やはり頭にあったのではないかなと…。

ま、あくまでも私的な考察です(^_-)


先日、そのストラングラーズの元メンバーでリーダー格だった、“ヒュー・コーンウェル”が、例の初来日以来36年振りに日本でライブを行いました。

かつては日本のS-KENというミュージシャンのアルバムをプロデュースするはずが、自身のドラック使用による逮捕で計画が流れたり、初ソロアルバムに“モスラ”というタイトルの曲を入れたり、イギリスでのライブの開始前に会場内へP-MODELのレコードを流したりとか、日本とはやたら繋がりの深い人物でもあります。

今回はさすがに、サムシング・ベター・チェンジは演りませんでしたが、65歳とは思えぬスピード感あふれるパワフルなステージを2日間に渡り披露してくれました。

ヒューが脱退してからの新生ストラングラーズの来日ライブは私も観に行っているので、今回ヒューのライブが観れて、これでコンプリート達成です(笑)

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