プロレスラーの現役期間は長い。
他のスポーツ選手とは比べものにならない位に…。
でもそれだけ自分のお気に入りの選手の活躍を長年に渡って楽しむ事が出来る訳で、そりゃ思い入れも半端なく深くなります(^.^)
天龍源一郎 現役引退
今年の11月をもって、プロレスを“廃業”するとの会見が本人によって9日に行われました。
引退だけではなく廃業…。
今後はプロレス団体の経営や、後進の育成とかにも一切関わらず、マット界から完全に存在を消してしまうという事を意味している訳です。
レスラーにありがちな、“ビジネス引退”などとは一線を画す潔さ。
まあ将来、他のレスラーの引退試合などで花束を贈りにリングへ上がる事ぐらいはあるとは思うんですがね。
あと、大試合のテレビ中継のゲスト解説に呼ばれるとか。
それから、元レボリューションのメンバー集めてトークライブを開催するとか。
あとは何だ、何がある?
えーっと… う~ん…
『さ、寂しいよー! 天龍さん (T_T)』
男には少年の頃から、ずっと自分の心に憧れのヒーローがいて、自身の成長と共にその対象もまた移り変わって行くものなんですが、私の中のヒーローは、天龍選手を最後にまだ更新されてはいません。
予定調和を否定した天龍氏のプロレスは、とにかく面白かった。
こんなレスラーはそう何人も現れてはくれない。
三冠を穫り、IWGPを穫り、 馬場にも猪木にもピンフォールで勝ち、あのレッスルマニアとロイヤルランブルにも出場し、世界でも稀な大資本によるプロレス団体の社長兼エースにまで上り詰めた、恐ろしいまでの栄光と実績…。
そのくせ、大仁田氏と電流爆破マッチを行ったり、女子レスラーの神取氏ともシングルで戦ったりするフットワークの軽さも魅力でした。
以前縁があって、社長に就任された団体、“SWS”の会場スタッフとしてお手伝いをさせて頂いた事がありました。
その頃、関係者との酒席で聞いた超ド級の仰天話しには、今でも心がときめいてしまいます。
その仰天話しとは…
天龍源一郎と前田日明の対戦計画!
当時SWSの親会社が、前田氏の所属していたUWFの元スポンサーでもあった関係で、人気が今イチ低迷していたSWSの起爆剤として、ドリームカードの実現に向けて交渉が進められていた事実があったのです。
その時の話しでは、UWF側が対戦に難色を示していて、なかなかまとまらないとの事でしたが、結局このカードは実現せず、SWSはファンの記憶にずっと残る様な名試合をひとつも提供出来ないまま、たった2年間で活動を停止してしまいました…。
当時のSWSは、ファンは情報を欲しているのになぜか、ファンブックや試合ビデオやテーマ曲CDなどの販売をほとんどする事がなく、出せば宣伝効果になるのに勿体無いなぁと誰もが思っていたものです。
選手の入場テーマ曲も有名作曲家に依頼してオリジナルを作らせる程の力の入れようでしたが、これもファンには何の情報も流れて来ず、結局未だに全部で何曲制作されたのかはっきりしないままですしね。
ちなみに天龍氏のテーマ曲は宇崎竜童氏の作曲だそうです。
さあラストマッチまであと9ヶ月。
その試合には何が何でも駆けつけようと思ってます。
両国国技館なら一番相応しいんだけれど…。
デビュー戦の相手、テッド・デビアスや好敵手の輪島氏がゲストで来てくれたら最高だなぁ。
勿論、原氏は絶対来てくれると信じてます(^^)
天龍選手、まだお疲れ様でしたとは言いません。
最後の最後までしっかり追っかけさせて頂きますよー!(^^)/