もぎたて発☆ディストピア行

 〜よくばりな浪漫トラベラーに捧ぐ〜

サンテレビが好きっ!!

サンテレビの野球中継を観ながら、このブログを書き始めてます(^^)

“サンテレビ・ボックス席”


地上波であるにもかかわらず、試合開始から終了まで阪神タイガースの試合を完全生中継するのが、この番組開始当初からのスタイル⚾

それをもう45年間も我々ファンの為に続けてくれているんですm(_ _)m

19時半から野球中継が始まり、20時54分には放送がバッサリ終了してしまう当時のジャイアンツの試合中継を観ていた巨人ファンの方々は、さぞかし羨ましかった事でしょうなぁ…

自分が物心ついた頃から、親父の横にちょこんと座って阪神の試合中継を一緒に観つつ、家族が一喜一憂している姿をポカンと眺めてた事が今でも記憶に残ってます。

そうそう、この番組内で妙に印象に残ったのが、放送終了後のCM明け次回放送告知のバックで毎回流れていた、アコースティックギターによる謎のインスト曲。

子供ながらに叙情的というか、牧歌的な雰囲気を感じた、そのフォーク調の楽曲が自然と好きになり、放送が終わって親父が、「風呂入ってくるわ。」などとその場を離れた後も、私はその曲が聴きたいがばかりに、最後の最後まで放送に観入ってました。

その日の放送が終わりゆく寂しさや、阪神が負けた時の無念さなどが何となく表現されてる感じのする、絶妙な曲のチョイスだったなぁ…とつくづく思います。
確か1976~1977年頃の事です。

いつの日からか、その曲は番組で使われなくなりましたが、何故か私の記憶からは消えず、もう2度と耳にする事もないであろう思い出の曲として、サンテレビの野球中継を観る度に、あのメロディーが頭に浮かんでくるのでありました。


でもね、分かったんです。
判明したんですよ、その曲の正体(^ー^)


数年前、有線放送を聴いていた私は自分の耳を疑いました。

そのとき流れてきていた歌声は、往年のアイドル、“アグネス・チャン”。

『ええ~っ! アグネスが歌ってるこの曲…

ま、間違いない、

サンテレビの野球中継の時のやつやー! マジかい…

うわー、あの曲、歌詞があったんかぁ~』


てっきり、外国の曲だと思い込んでいたので、驚いたのなんの。

慌てて問い合わせてみた処、“遠い遠いあの野原”というタイトルの曲であると…

更に調べてみたら、フォークルの加藤和彦氏の作曲で、オリジナルは森山良子氏の1972年のシングル曲だったとか、もう一気にバタバタと積年の謎が解明されていきました。

こんな事ってあるんですねぇ…(笑)

後日ふたりの音源を入手して聴いてみましたが、やはり一番最初に耳にした、アコースティックギター演奏によるバージョンの素晴らしさには、遠く遠く及びませんでした…(-ω-;)


私がプロレスを好きになったきっかけが、たまたまテレビで観た、ファンクスVSブッチャー、シークの試合であった事は以前のブログに記しましたが、同じくプロ野球の面白さにハマるきっかけとなった試合があるんです。

1973年10月22日、

甲子園球場での阪神VS巨人の最終戦。

何と、この試合に勝ったほうが優勝するという、まるで野球マンガの様なストーリーが現実になった日の事でありました。

で、最後はやっぱり優勝慣れしていない阪神がコテンパンにやられる結果となってしまったのですが、それをサンテレビの完全生中継で観せつけられた我が家族の落胆ぶりときたら…

もうヤケクソになって最後の阪神のバッター、カークランドの打席までチャンネルを変えずにしっかり観続けてましたねぇ…(-_-;)

この事もはっきり記憶してます。
いや、忘れようにも忘れられない悔しさが1985年に優勝するまで続いてそりゃあ辛かった…(T^T)

こんな強烈な試合は後にも先にもこれを措いて他にない!

感受性豊かな子供には、ちと酷な体験ではあった訳なんですが、なんとなんと、この歴史的な試合が行われた日に生を享けた、超一流プロ野球選手がいるのです。

現マイアミ・マーリンズ

イチロー!


既によく知られた話しではありますが、改めてその事実に不思議な因縁を感じてしまいます。

これで、イチローが来年以降に阪神に入団して巨人と優勝争いをし、サンテレビ・ボックス席でその勇姿を観れたりでもしたら、ストーリーとしては完璧なんですがね(笑)


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